〈人為的磯荒れ〉
近年野田村や久慈地方の砂浜には小さな貝類が打ち上げられることがほとんど無くなっている。又かって採れた二枚貝なども極端に少なくなっている、この現象は食物連鎖の中の基本生物(バクテリアや植物性プランクトン)の繁殖に障害が起きていることを示唆している、その原因として生活雑廃水や化学物質による沿岸汚染が考えられる。
汚染河口に近い磯にはスガモが多く発生し、その砂は異臭を放つ場所がある、このスガモ(ヒルムシロ科)の生える所はホンダワラ(ズルモ[野田村]、ゾロモ[宮古重茂])も生えなくなり、磯焼け現象の一種と言う漁業関係者もいる。

スガモ
腰ミノにするほど強い。
砂が泥状になった場所に良く生育する。
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