木霊"こだま"季節日記の2

2004.4.3 no.31

no.30の内間木管理棟、曲がりや風の木造。少しずつ完成日が近づいている。

周りは福寿草が芽を出してきた。カタクリが咲き出すのも間近である。

薪を燃やし、炉ぶちでイワナを焼く日も近い。

これは自然の好きな人たち、未来を考えたい人、本当の幸せがほしい人向けの家である。

こんな家を建てたい人はいませんか、坪当たり45〜50万円、スローライフができます。木がふんだんに使われていますぞ。


2004.3.20 No.30

04.3.20野田村米田浜

砂が減っている。設置されたブロックは波を消すためのもの。波打ち際が陸に前進している、海面水位が昔より上がっていると思われる。

堤防に波が打ち付け、引き波で砂が沖に引かれている。近い将来堤防をかさ上げしないと、すぐ近くの民家が波の被害を受けそうだ。

おじいちゃん砂浜ってなーに、日本中の砂浜がなくなるかも。

昔この浜にセスナ機が濃霧のため不時着、飛び立っていった、およそ50年前だった。

04年3月

山形村内間木洞管理棟の建築が進んでいる。予算がなくて40坪、トタン屋根だがイロリ、こたつ、薪ストーブもある。土間もほしかったがコンクリートになった。

でもまあ曲がりや民家風になった、無理を聞いてくれた清水村長さんに感謝。

近くは遠島山登山、ブナの森トレッキング、沢登りなど色々できる。完成は4月頃。

山形村平庭に建設中の宿泊施設。

全部で8棟、スキーヤー、旅行者が気楽に泊れる。

3月中には完成の見込み。

今周辺の雪は例年より少ないがスノーシューやカンジキ、歩くスキーも手軽にできる。

2月15日はうさぎ狩りが有る。
場所は少し下界へ下がる。

内間木洞には薪ストーブや炉ぶちの有るハウスを建設中。完成したらお知らせ、キャンプ場とあわせ、遠島山周辺の登山トレック沢登り、動物観察の基地になる。


2004.01.25 No.29

岩手県三陸野田村日形井地区にある光明水、水を汲む人はたえない。なんだかとにかく、良いらしい。私は焼酎割りに使うが、車を洗うとワックス替わりにもなるらしい。水温9.9度Cだった、PH7.1no

沸き水。すぐ近くの川は2.5度、5キロほど離れた宇部川は2.8度。今日の野田湾の水温は7.5°C。地下水なのが解る。

この上部はもともと広葉樹林だったが今は赤松の国有林造林地になっている。それでも水は切れない。

こんな良い水が流れているのに、今日歩いた砂浜には貝や生き物の気配がなかった。何かが変わっている。

木霊の会員、野田焼き泉田さん。日形井地区で陶芸に励んでいる。奥様は一つになる宗一郎君が風邪ぎみなので不在。

壁に見える反物のようなものも彼の作品だ。朝日陶芸展グランプリを2回受賞したがおごる所がない人間性が好きだ。

儲かったら木と土の家を建てたいそうだが、まだその気配はない。

その時は薪をプレゼントするつもりなのだ、俺が山仕事の職場を止める前にしてほしい。

下の写真は何となく気にいった。

これで熱燗をつけて飲んだら面白いだろうなと思うが、之也君は貸してくれそうもない。

鉄分をうまく利用している、他にも彼の意欲的な作品が揃っている、作品展に出すのであとは見せられない、俺だけ見たのだ。

近いくせに半年にいっぺんくらい行くのだが彼の進化はパソコンより早いと思われるくらいだ。

だが俺流に言わせると、まず丈夫な体をつくれ、男をつくれ、夢をつくれ。なんちゃって。


2004.1.10 NO.28

2004.1.10近くの海に行った。荒れた日の後は色々なものが波に打ち上げられる。人間がどんなに自然を汚しているか解る。小さな鮫の口には釣り針が、電話器が、空き缶、テグス糸。

自然界の原理から言えば、このツケは確実に人間に跳ね返っているのだ。だが人間はまだそのことに気付かない。

海で言えば天然の昆布や小さな生き物が少なくなっている。食物連鎖で大きな魚、貝まで少なくなるのだ。だが見えないものまで及んでいることが重大だ。

上の写真の近くから拾った私の芸術。

昔は小さな貝類が沢山拾えたが今は少ない。

この中から人間が捨てたものを除いたら、ほんとに綺麗な絵になっているのに。

エラコ、ワカメ、コンブ、バフンウニ、キタムラサキウニ、あわび、傘貝、巻貝など海の主役が沢山。

皆さん芸術してみませんか?案内しますよ。

No.27

ホームへ戻る

たよりNO25のクラゲの続き

12月6日岩手野田村新山漁港、鮭の定置網に入った越前クラゲ、手前のこんにゃくのようなものは全部クラゲのくだけたもの。その処理には漁師さんも困っている。

一緒に入ったサバやイワシなどは傷付き商品にならない。

鮭は不漁、明日は野田村の鮭祭りなのに少ないと嘆いていた。でも一般の方には格安な料金で手に入ると思うので皆さん来てみて下さい。

久慈市から国道45号線を宮古に向かい15分、野田村の三陸鉄道駅を過ぎてすぐの信号を右に入り、大きな鳥居のある所でやってる。

駐車場はまっすぐ100m行くと役場の向い。

10mmほどのロープについたシウリ貝。漁具や養殖カゴ、船にもつく。これを漁師さんがお金をかけて処分する、海へ捨てるのは禁じられたから。

環境問題を考える時、片一方だけの考えはダメだ。
これを資源として使えれば良いのだが。

家畜のふん尿処理も問題になっている。


.6
2003.11.29 NO.26

ティティカカ湖から運んだ葦で作った巨大な船。米国の冒険家十人が乗り組みチリのビニャデルマルから大平洋を渡ってシドニーへ6ヶ月の旅に出る予定だった(2003.1.15デーリー東北ロイター共同記事より)。カヌーの前の方をバウと言う、もともとカヌーの原形は葦の船だったら?カヤ(アシ)の穂先きをボウ(芒)というのはうなずける。古代日本にこの船が渡ってきていた?かもしれない、ロマンだ。さてこの航海はどうなったろう、御存じの方はいないか。さて日本の茅葺き屋根が先か葦の船が先に作られたか。


2003.11.24 No.25

2003年11月岩手県野田村新山漁港。

小さなクラゲの集団、大きさは2cmも有るかないか。何のクラゲかは分からない、ただ沖の定置網には巨大な越前クラゲが大量に入り、クラゲの毒で魚が傷付き売り物にならないそうだ。

昨年も網に入って猟師さんはお手上げ状態だったらしい。ただ2年続けて越前クラゲが来るのは初めてと言う。大きさは1mもあり、大量に入るため、処理できないらしく、網を止める所も出たらしい。どんなに科学が進んでも自然にはかなわないようだ。

ホームへ戻る